姉川の戦いをわかりやすく解説!いつ、なぜ、場所、勝敗から読み解きます^^

姉川の戦い 大河ドラマ

姉川(あねがわ)の戦いは、戦国ファンならずとも一度は耳にする有名な合戦ですが、その実態は意外と複雑です。

しかし、「いつ」「なぜ」「場所」「勝敗」という4つの視点を整理すれば、この戦いがたんなる武力衝突ではなく、当時の政治が爆発した瞬間であったことが見えてきます。

最後に役立つ語呂合わせも紹介します^^

姉川の戦いはいつ起きたのか?撤退からの電撃リベンジマッチ

姉川の戦いは、1570年6月28日に起きました。

この時期を理解するキーワードは、直前に起きた「金ヶ崎(かねがさき)の退(の)き口」です。

1570年4月、織田信長は越前の朝倉義景(あさくら・よしかげ)を攻めますが、同盟者であった浅井長政(あざい・ながまさ)の裏切りに遭い、命からがら京都へ逃げ帰りました。

しかし、織田信長の立ち直りは驚異的でした。

わずか2ヵ月後の6月、近江の有力者・堀秀村(ほり・ひでむら)の寝返りをきっかけに、織田信長はふたたび近江へ進軍します。

つまり、姉川の戦いは、信長にとって〝裏切りに対する即座のリベンジマッチ〟だったのです。

姉川の戦いはなぜ起きたのか?同盟、家族、そして安全保障の限界

戦いの直接的な原因は、浅井長政が織田信長との同盟よりも、朝倉義景との古い縁を選び、織田信長に背いたことです。

織田信長は妹のお市の方を浅井長政に嫁がせ、政略結婚によって強固な同盟を築いていました。

しかし、浅井長政にとって朝倉家は、北近江を統治する上で欠かせない地政学的なパートナーでした。

織田信長と浅井長政の視点をくらべてみると——

  • 織田信長の視点:京都を守るためには、背後の近江を完全に掌握し、不安定な要素を排除しなければならない。
  • 浅井長政の視点:急成長する織田の圧力と、旧縁である朝倉への義理の間で揺れ、生存戦略として〝反信長〟を選択した。

こうして、家族の絆さえも飲み込む形で、室町幕府15代将軍・足利義昭(あしかが・よしあき)を中心とした〝反織田網〟が形成され、姉川での激突へとつながりました。

姉川の戦いの場所はどこか?小谷城を誘い出す横山城の罠

合戦の舞台は、近江国(現在の滋賀県長浜市)を流れる姉川の河原と平野です。

織田信長は、浅井長政の本拠地である険峻な山城である小谷城(おだにじょう)を正面突破するのは困難だと判断しました。

そこで、小谷城の目と鼻の先にある横山城を包囲し、ここを前線基地にしようと動きます。

大事な拠点を守るため、浅井・朝倉連合軍はついに山を下り、姉川を挟んで対峙(たいじ)せざるをえなくなりました。

姉川周辺は平坦ですが、川筋や畦道(あぜみち)が入り組み、軍勢の横移動が難しい地形です。

川を渡る瞬間に隊列が乱れるため、〝一度崩れると立て直しがむずかしい〟という、極限の緊張感が漂(ただよ)う戦場となりました。

姉川の戦いの勝敗はどうなったのか?徳川の奮闘と、その後3年の執念

姉川の戦いの結果は、織田信長・徳川家康連合軍の勝利に終わりました。

最初は、死に物狂いの浅井軍が織田本陣に肉薄するほどの勢いを見せました。

しかし、ここで徳川家康の家臣・榊原康政(さかきばら・やすまさ)らが朝倉軍の側面を突くという鮮やかな連携を見せ、形勢を逆転させます。

姉川が血で真っ赤に染まるほどの激戦を経て、浅井・朝倉軍は敗走しました。

ただし、この勝利は〝決定的〟ではありませんでした。

なぜなら、浅井・朝倉側は敗れたものの小谷城へ撤退し、抵抗を継続したからです。

織田側は勝利したものの消耗が激しく、その後も「志賀の陣」などの包囲網に苦しめられました。

結局、織田信長が浅井・朝倉を完全に滅ぼすまでには、ここからさらに約3年の歳月を費(つい)やすことになります。

姉川の戦いは、織田家が天下への道を切り開くための、長く苦しい戦いの序章だったのです。

姉川の戦いを覚えるための語呂合わせ

姉川の戦いの年号は、語呂合わせで覚えましょう。

  • いちごなれ(1570年)、姉川の戦い
  • 1(いち)5(ご)7(しち)0(まる)で、姉川の戦い
  • 1(人)5(む)7(な)0(し)い、姉川の戦い

姉川の戦いのまとめ

姉川の戦いを分解すると、地理的な利害、家族の情愛、そして国家の安全保障が複雑にからみ合っていることがわかります。

歴史の教科書では数行で終わる出来事ですが、そこには間違いなく、現代のニュースにも通じる〝人間の決断〟がぎっしりと詰まっていたのです。

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